体液の量と成分を一定に保つには、水分と塩分の出る量のバランスをとる必要が
あります。体内の塩分濃度は、生命を維持するために重要な働きをしています。
例えば血液中のナトリウム濃度は一定に保たれています。0.9%です。この濃度が
変わると細胞を維持することが難しくなります。
細胞の周りは必ずナトリウムがあり、中にはカリウムがあります。細胞の膜を通
して、ナトリウムやカリウムのバランスを常に保つことが水分量の一定に力を成
しているのです。膜を通過する際に必要になってくるものが、ナトリウムポンプ
とカリウムチャネルになります。中と外を行き来するためのトンネルのようなも
のになります。
ホメオスタシスを保つために、この細胞が生きる環境を整えてくれているのが腎
臓になるのです。
皆さんがジュースを飲んだりアルコールを飲んだ時に、カラダの水分量を死んで
しまわないよう、摂りすぎたら出し、少ないときはカラダに残しておくよう管理
しているのです。
黄色く濃くなったおしっこ、これは寝起きやスポーツ後であることが多いですよ
ね?汗をかきカラダの水分量が減ってしまっているのです。腎臓が働いているの
です。
このカラダの水分が減ってきて、残しておかなければいけないくなるとふくらは
ぎや腕、顔などの末端部に水分を留めておくよう腎臓などが働きます。
この現象が“むくみ”になります。
むくんでしまうから水分を摂らないのではなく、むくまないよう沢山の水分を飲
んでカラダの水分量が足りないという状況にしないことが必要なのです。