マイクロカレント （微弱電流療法）
多くの接骨院では、干渉波やハイボルト療法やホットパック、ウォーターベッド
超音波などを取り入れている院が多いのではないでしょうか
あまり知られてはいませんが、私がお勧めする最強の電気療法は
マイクロカレントである。
カラダに微弱な電流を流します。流れているのがほとんど分からない程度の電気
である。
これによってタンパク質等の生成をカラダに促し、組織損傷の治癒促進や
細胞レベルでの代謝の活性化を促すのである。
感じない電気という事は神経や筋肉を興奮させることも無い為
運動直後や筋肉痛（回復期）や炎症（急性期）が起こっている患部に
最適だという事である。電気が苦手な患者にとっても全く問題は無い。
干渉波や超音波に関しては急性期は禁忌とされており、特に炎症の起こっている
患部には炎症を増長させてしまうのである。
このマイクロカレントは冷却、固定及び圧迫や挙上など
RICE治療と同時に扱うことで損傷～治癒までの期間を
飛躍的に短縮できるのである。
当院に来院した社会人サッカーの選手は、足首の捻挫を起こしていたが
内出血も出ており痛みも強かった為、最低でも2週間はかかると
予想していた。1週間後には大会がある。痛みが強ければストップ
最悪はテーピングで固めて強行出場する予定で話を進めていた。
が！しかし、いい意味で期待は裏切られたのである。
毎日アイシング、圧迫、挙上を続けたところ
3日目には日常生活の痛みは消失し、内出血もみるみるとカラダに吸収
されていったのである。
4日目、5日目とマイクロカレントを継続しつつ
回復期に合わせリハビリを行い、大会当日はテーピングも何もなしで
90分間ピッチ上で戦えたのである。
結果として、予想から半分程度でほとんど治ってしまったのである。
すごい、、、
この体験談は私自身が半信半疑の状態で行った治療結果であるが
のちのち調べてみるとさらに凄いことが分かったのである。
治療に使う事、急性期に使える事は勉強済みだったのだが
筋力の増強にまで効果があるというのだ
筋肉痛を早く回復させるだけでなく、さらに増強までしてくれるとは。
使い方を変えると人間の恒常性（ホメオスタシス）
一定に保つ力を取り戻す役割もある。
“全身調整微弱電流療法”
分かりやすく言えば自律神経を整える働きであったり、ホルモンバランスを
整える働きである。
自律神経失調症の方や頭痛、倦怠感がある方は効果的であろう。
最近、海外では美容にも使われ
お肌のターンオーバーを助けたり、代謝を助ける働きがあるようだ。
正直、美容に関しては本当かどうかは何とも言えないが、、、
怪我をしたり調子の悪いときは当院で
マイクロカレント治療を受けてみてはいかがだろうか。