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血管の雑学

私たちのカラダを流れている血液。血液は赤い色をしているのに、皮膚を通して

見える血管は青い色をしています。なぜだと思いますか?

皮膚から透けて見える血管は、すべて静脈です。動脈はカラダの深い所を通って

いるので見えません。

血管の色自体は、血管の分厚い大動脈は白く、血管の薄いところは半透明をして

います。

そもそも血液が赤いのは、鉄を主成分とするヘモグロビンという血色素が赤血球

に含まれているからです。ヘモグロビンはもともと赤い色をしていますが、酸素

と結びつくことでより鮮やかな赤い色に変わり、酸素を放出すると青黒い色にな

るのです。酸素が多く含まれている、動脈が切れると映画のように鮮紅色の血が

吹き出すのです。反対に、健康診断での採血は静脈血を採りますからこれは、酸

素が吸収されたものになるので青黒い色をしています。

血管は、全身に酸素や栄養を送る為に張り巡らされています。人体の中で血管が

通っていないところは目の角膜とか水晶体だけになります。

全身の血管を全部一本に繋げるとどのくらいの長さになると思いますか?

一般的には(10万キロ)と言われていますが、実際に血液が流れている長さを計

算してみると、約5,515キロメートルになります。意外と短く感じるかもしれま

せんが日本列島の長さは3000キロメートルですからそれに比較するとやはりかな

りの長さになりますね。

毛細血管をすべて広げてみるとダブルスのテニスコート2面分に近い数字になる

と言われています。それだけ広い面積から酸素や栄養を常に吸収し続けているの

です。

ここで、たばこを吸われる方は最近減ってきていますが、毛細血管が縮まると言

う話を聞いたことがありませんか?このテニスコート2面分も必要なほど取り入

れなければならない人体。たばこを吸うことでこれがかなり縮小されてしまうの

です。それによって、カラダが酸素不足になってしまったり、縮まる事で血圧が

上がってしまったりするわけです。

酸素不足になると脳の働き、筋肉の働き、心臓の働きに悪影響を及ぼします。

血圧が上がれば言わずもがな健康に被害がでてきます。

たばこの悪影響は毛細血管一つをとってもこれだけカラダに害を及ぼしてしまう

のです。

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