腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の中心部(脊柱管内)に突出した(背骨を繋ぐク
ッション)椎間板により神経が圧迫され、坐骨神経痛を引き起こす病気とされて
います。
軟部組織の損傷になる為、レントゲンでは画像診断がつきません。
なので、レントゲンだけを見てヘルニアという医師はいないと思いますが、気を
つけておいた方がよさそうです。
ちなみにヘルニアを医師が診断する基準があります。
・腰、下肢痛がある
・安静にしてる時も症状が出ている
・SLRテストという、仰向けで足を上げるテスト70度以下で痛みや痺れが出る
・MRIなどの画像により椎間板の突出がみられ、脊柱管の狭窄を合併していない
・症状と画像が一致する
実際にヘルニアを伴っている患者の痛みや痺れ等を保存療法で改善させる為には
腰部から下肢にかけての筋肉の柔軟性が必要になってきます。
私の経験上ではあるが、保存療法適用になったヘルニアの患者にストレッチや物
理療法、軽いマッサージ、軽めの運動を施すとほとんどの方の症状改善がみられ
ました。
症状が消失した段階で、カラダの使い方、普段気を付けるべき動作、腰に負担を
かけない動きなどを指導したところ、わざわざ医療機関に通う必要がなくなる程
にまでなりました。
(本当にヘルニアなのか分からないくらいに改善が見られました)